節税目的で太陽光発電システムを導入した男性の話

太陽光システム導入を検討する場合に融資は受けられるのでしょうか?

2020年11月19日 15時57分


これから融資を受けるとなると可能性は低いでしょう。
まだまだ、太陽光システムが普及していなかった 2014年頃まではグリーン税制がありました。
公庫も今よりはかなり低金利で融資してくれました。金融機関も太陽光発電専門の融資商品がありました。
信販会社も参入していて競争が激しかった時期がありました。
 
しかし、 2014年末の国会で、太陽光発電の買い取り価格が高すぎるので、一般消費者の電気代に転嫁していることが問題視されました。
このことがマスコミや国会で取り上げられて、融資する金融機関が引いてしまったのです。
グリーン税制が終了しましたので、今は太陽光発電を目的とした融資商品は、ほとんど目にすることもありません。
 
太陽光発電システムは、不動産のように担保設定してくれません。参入するには、自分の信用があるかにかかっているのです。

 
 不動産投資との違いはどこにあるの? 
不動産の投資先にもよりますが、不動産投資のほうがハイリスク・ハイリターンになります。
太陽光発電の場合はプランにもよりますが、私の場合は賃貸になっています。
20年後に機械設備を無料で譲渡する条件です。それによって撤去費用は免除されるようになっています。
 
国が余った電力を固定価格で買い取ってくれるのは20年間に限定されています。
自分の土地であれば持ち続ける選択肢もあるでしょう。ですが、そうじゃないならば、土地の処理に困ってしまうでしょう。
 
機械装置そのものの価値は数年でなくなってしまいます。価値があるのは20年間売電の保証だけです。
不動産でも20年一括借り上げの借地権物件のような感覚です。太陽光発電の場合は、上振れの期待はそれほどできません。
できるだけ無事に施設を稼働させ続けることが大事でしょう。如何に取りこぼさないかどうかがポイントになるのです。
 
 太陽光発電を途中でやめたり、売却したりできるの? 
現在、中古マーケットが整備されてはいません。不動産と比べると売却は難しいでしょう。
ケースバイケースですが、美味しい話ではないでしょう。基本的に20年間売電して完了するイメージで考えておくべきでしょう。
 
 
 
★☆★ まとめ ★☆★
 
■いかがでしたでしょうか?
今回は【実際に太陽光発電を導入した人の生きた声】についてご紹介しました。